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ガストアルバイター
Sun, 29 Jul 2007 05:57:14 +0000

先月、母親は掃除などの仕事をする為にガストアルバイターを召使った。名前はフランクで、約五十年代のバーコードヘアーのある口忠実ではない外人である。毎朝六時半ごろおじいさんは起きて朝ご飯の準備をしている。学校に出る前、兄貴と一所に僕は台所へ行って朝食を食べながらおじいさんを馬鹿にする。「ミルク、プリーズ」とか「ジュース、プリーズ」とか「トースト、プリーズ」などを連綿に頼む。彼を疲らすのはとても面白いから。日本語で笑い飛ばしたりしてもガストアルバイターにはちんぷんかんぷんだぞ。それでもおじいさんの出身も母語もなんだか俺には分からない。洗面所の掃除をしている時、部屋で休んでる時、たまにおじいさんの独語が聞こえるんだけどはっきりと何を言ってるか何語なのか全然理解できることはなかった。


今朝、わざわざフランクを走らせたところ、普段のように「ミルク!」、「ジュース!」、「レス・ホッと!」、等をと怒鳴ってたら突如おじさんに叱られたので「馬鹿!馬鹿な外人!」と兄貴も俺も台所を走りながら叫んだ。フランクは無言になってしまった。動かずに目を大きくして、それで「お前等!黙れ!うっせえぇ!」と動いて俺の方に歩き始めた。俺等は泣いて逃げた。


フランクに日本語で話されるのはとても恐かったから。